お菓子なみかん

お菓子を中心にゆるりと探求する

紙パック入りのスイーツ

 

 

6/2 経済報道より。

安さ多さの業務スーパーで知られる、全国で900店舗以上を展開する神戸物産
去年9月から原料高騰等の理由で値上げはある(200アイテム約6~7%↑)が、5年内で売上が2倍近くに。
利用者は皆、安さと品数の多さが魅力と言い、オリジナル商品で差別化を図ります。

それで2つ。

紙パック入りの水ようかんやプリン等。牛乳メーカーを買収した際に何か新たな事ができないかと考案された商品。
固める為の原料が高騰してきているので、より安い物に変えていく工夫をし、品質を落とさず価格を維持。

馳走菜(ちそうな)という、321円弁当でさらに攻勢に。
揚げる、盛り付けるだけといった単純作業をする事で、作業効率がUP、人件費を抑制。大量仕入れで、食材費を抑制。
総菜併設店を70から100店舗に拡大させていく方針。
消費者ニーズが年々大きく変わり、今までに無かった商品を展開していき、新ニーズを拾う狙いです。

 

業務スーパーの紙パックスイーツ、コスパが良くて美味しくて大人気。
数々とテレビで取り上げられると、売り切れてしまいなかなか食べる事のできない日が続く事も。
SNS等でアレンジした物やレシピが多く見られます。

 

調べて分かった21種類ほど…
水ようかん・杏仁豆腐・レアチーズ・チョコババロア・とろけるパンナコッタ
カスタードプリン・マンゴープリン・抹茶プリン・ほうじ茶ラテプリン
オレンジゼリー・コーヒーゼリーアセロラゼリー・巨峰ゼリー・白桃ゼリー・柚子のじゅれ
アイスミックス&バニラソフト・アイスミックス&チョコソフト
シャーベットの素 りんご・シャーベットの素 パイン・シャーベットの素 ソーダ・シャーベットの素 グレープ

 

参考に2種類、

 

 

・水ようかん
1kgの大容量で、値段は税抜195円、80g当たり15.6円で、賞味期限は2ヶ月くらい。
一般的な水ようかんのカロリーが100g当たり171kcalなのに対し、119kcalとかなりの低カロリーに抑えられている。
7~8人分と書いてあるが、水ようかん1本で、10~14人分は取れる。
ぷるっぷるで、さっぱりとした甘さだが、小豆の風味が濃く、口当たりは軽い。

 

 

・プリン
カラメルソースなし。カスタード、マンゴー、抹茶、ほうじ茶ラテ。
マンゴーはカスタードよりも固めで弾力がある。
抹茶はしっかりと抹茶の風味は感じられるのに、渋みが抑えられているので子供でも食べやすい。
モチモチとした食感とプリン特有のなめらかで優しい甘さがしっかりと感じられる。
現在は業務スーパー店舗で税抜248円で販売されていますが、小分けにして8回食べることができるとすれば、1つ約30円でプリンが食べられる。
100gあたりのエネルギーは114kcalとプリンとしては少し低め。成分量は一般的なスイーツ並み。

 

 

いいなと思ったのは紙パック。前に売るとしたら何に入れたらいいかと考えていた時、紙パック案ありました。
他とコスト面の差が不明ですが・・

 

値上げについて。

シャトレーゼでは、来年3月まで値上げをしない、「皆様の立場に立って考えないと」という会長の方針です。
できる所までしたい、徹底的なコスト削減に挑戦です。

 

例えば、工場から店舗に運ぶ為の小さなコンテナに、
プリン等の底仕切り1枚8円の使い捨てプラスチックを使用していましたが、
コンテナそのものの形を変える事で年間約1,000万円削減見込み。
アイスは、包装紙の質感がえやインク減量で年間約50万円削減見込み。
あと会長室はエアコンをほぼ止めている等で、少しずつを積み重ねる事で年間2億円超のコスト削減を見込んでいます。

 

いつも買う商品の価格が10%値上げされたら?」アンケートで、

2021年8月、日本人は欧米人に比べ多く「別の店に行く」半数以上だったのが、
2022年4月、「同じ店で同じ商品を買い続ける」が半数以上となり。
消費者心理も変わってきました。逃げ場がなくなり追い込まれての受け入れとみます。
コロナ貯蓄が50兆円と想定、賃上げに一筋の光。

早ければ、政府は2025年度にも全国平均で最低賃金が時給1,000円以上を目指すとの事で、7日に閣議決定する、「新しい資本主義の実行計画」の工程表に盛り込む事を検討。

 

つまりは値上げしても、売れる物は売れる実情
値上げ前よりも売れる物がある。
全体で見れば、安く済むかもしれません。
安さを探すより、徹底した見直し、本当に必要な物や価値を探し、選ぶ、に終着ですね。
習います。