お菓子なみかん

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『YAKIGASHIYA LUCCA』ガトーバスク

4/1『LIFE~夢のカタチ~』2020年12/12の再放送を観ました。
何で今頃クリスマス?と思っていたら、地元野菜を使った季節の焼き菓子という事で、大阪豊中にある焼き菓子専門店『YAKIGASHIYA LUCCA』オーナーパティシエ谷口朋美さんに密着取材し、奥が深い、新たなフランス伝統焼き菓子に挑戦する物語でした。
小学生の時に両親とフランス料理店ヘ行き、バニラアイスや飴細工の飾りがのっていた桃のコンポートのデザートに感動し憧れたのを切欠に、パティシエを目指したそうです。
製菓専門学校、フランス留学を経て勤務しますが子どもができ半分しか働けず職場を去り、間借りで店を始め、2016年に今の専門店をオープン。
こんなに頑張るお母さんを見て育たれたお子さんの笑顔がとても印象的でした。
LUCCAでは、作りたてのタルトやキッシュ、マフィンなど何が出るか不明の、その時最も美味しい旬の果物や野菜を使い、子どもにも食べやすく体にやさしいと大人気。
材料選びからきっちりと!と、「素焚糖(奄美諸島さとうきび原料のミネラル分が多い砂糖)」や、卵は徳島からと素材こだわりをみせ、毎年12月初めからシュトーレン作りを始めますが、新しくもう一つ『ガトーバスク』を作ろうと挑戦します。
地元で作る素材を求めて訪ね、珍しい品種の実生ゆず、レモン(リスボン種)を使い、
生地と中のクリームのバランスや味の統一感を出すに試作で、ゆずの皮入りや抹茶やココナッツ生地でクリームとの相性をみる。
どれもいいがザクザク感の出るココナッツに決め、豊中のレモン果汁は多いのでそれを生かし。
上はバニラカスタードクリームとの二重構造で、2種のガトーバスクが誕生。
食べた子ども達が大絶賛で、めっちゃ美味しそうでした。
絵画など芸術は発明だといいます。助言を求めに訪れた先の有名パティシエが作るお菓子をみると、別格だといつも感心します。
旬素材がぎっしりと詰まったタルトやキッシュが魅力的で、野菜も嬉しいですね。

何か今後のヒントにもなるかな~?と、面白く観ていました。