お菓子なみかん

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【グレかま】アンネ・フランクのフルーツタルト

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2019年12月2日初回放送。

ベリーたっぷりの贅沢なフィリングを、しっかりとした生地で包んだ伝統的なタルト。

大勢で、幸せも分けあたえるよう、満足感十分の食べ心地。

 

 甘いものは 希望のかけら 分けあたえる 喜び

 

今も世界で広く読み継がれる『アンネの日記』。

ナチスによるユダヤ人迫害から逃れる日々の記録には、クリスマスなどでごくまれに味わえるスイーツの喜びもつづられていた。

そんなアンネは童話の中でお菓子を分かち合うことの意味を問いかけます。

 

アンネ・フランク(1929~1945年)

 1933年、ユダヤ人一家であるアンネ、ドイツからオランダへ(13歳の時にアムステルダムへ)。

 1942年7月、隠れ家生活へ、14編の童話を書く。

 童話の中にフルーツタルトが登場。13歳の誕生日に母が作ったイチゴのタルトが大好きだった。

 主人公のリーク(アンネ)は、タルトをもらわず、他へあたえる。

 “よりよい自分になりたい”と思ってたのかもしれません。

 5か月目のクリスマス、バターを少しもらい、クッキーとケーキを焼きました。

 1943年、2回目のクリスマス、支援者たちが闇市に並んで手に入れた材料で、平和と書かれたケーキを作って食べました。

 1944年、ドイツ軍敗走のニュースの中、24杯分のイチゴを田舎で手に入れジャム作り。

 その後チフスに感染したアンネ、1944年8月1日まで日記は書かれます。

 

日記は有名ですが、童話も書かれていた事までは知りませんでした。

そして今回、お菓子で注目したのがフルーツタルト。

分けあたえる喜び。甘いものは、希望のかけら。

アンネの名言も沢山あるようですが、コロナ禍の閉ざされた中の今、

響く言葉に出会えたなと思います。

 

再現したタルトのレシピはこちらです。

アンネ・フランクのフルーツタルト 

 

わずか15歳ぐらいの少女に学ぶ。